おむすび型 ミディアム |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 一番気軽に使える
- どこにも売っていて手に入れやすい
- 低音と高音のバランスがいい
- デザインが豊富
悪い点
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このピックから始める人も多いはず。一番使いやすくてクセがなく、音も一番無難な音がします。
おむすび型はピックの角を3つ使えるので、どこか一つが割れたり減ったりしても違う角を使えるというメリットがあります。またティアドロップに比べて持つ面積が広く、落としにくいという特徴もあります。
ティアドロップ型に比べて角が丸く、その分アタック音も滑らかですが、比べてみればの話であって単体で弾いてる分には気がつかないでしょう。低音から高音まで癖がなく、一番使いやすいピックという事が言えるでしょう。
定番な分、素材にもいろんな種類があります。ピック表面の加工もいろいろあるし(つや消し、ゴム塗装付きなど)、自分にとってしっくり来るピックを探すためにもいろんなピックを試してみましょう。 |
おむすび型 シン(薄い) |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 音量を抑えられ弾き語りに有利
- ストロークの音の粒を揃えやすい
- 左手の力があまり要らない
- 速いストロークが出来る
悪い点
- アタック音が弱い
- 割れやすい
- フラットピッキングアルペジオで音量が出ない
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薄いピックもたまに使ってみると面白いです。薄い分弾く時にあまり力が要りません。弦に当たって跳ね返ってくる力が弱いので速いストロークを弾く時に弾きやすいです。バレーコードの多い曲などにも使うと弾きやすくなると思います。
音量が出ないというのはデメリットのようですが、弾き語りの際に歌い手の声を邪魔しないでギターが出しゃばらないというメリットがあります。弾き語りの時に声が小さい人にも有効です。
使い始めは音に元気がなくてつまらないピックのように感じますが、力の入れ方に慣れると6本の弦全体で音を奏でているような独特の感覚があります。これは他のピックにはない特徴です。 |
おむすび型 ヘビー(厚い) |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 音量が出る
- 割れにくい
- フラットピッキング(アルペジオ)の時の音が小さくならない
悪い点
- 弦が響きすぎる
- 弦を押さえる左手に力が要る
- 慣れないとよく落とす
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厚みのあるヘビータイプ。音にパンチがあるのでギターを前面に出したい時に便利です。他に弦が死んでいて(古くて)音が前に出てこないギターにも効果的。
欠点はピックを持つ方の右手、弦を押さえる左手ともに力が要る事。そういう意味で初心者には向かないかもしれません。ピックの持ち方に慣れていないと、はじかれてしまってよく落とします。
ティアドロップ型に比べて先が丸いので低音が出やすいです。中音から低音にかけての迫力が増すので、男らしいプレイスタイルに向いています。 |
ティアドロップ シン(薄い) |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 軽い力でストローク出来る
- ピックが引っかかりにくい
悪い点
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ティアドロップはおむすび型に比べると持つ面積が少ないので、おむすびからこちらに持ち替えると少し寂しい感じがします。でもしばらくすると慣れるし、こちらの方が指の収まりがいい感じがします。その辺の感じ方は人それぞれなので、好みで選んでください。
薄いピックは音量をあまり出せないので、家で練習する時に使うと迷惑がかからないかも。あと弾き語りで自分の声が小さいと感じる方に。[おむすび型:シン]との音の違いはあまりないので、持ちやすさで選んでください。尖っている分、高音寄りの音です。 |
ティアドロップ ヘビー |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 音に元気がある
- 割れにくい
- 低音に迫力が出る
- 弦を一つずつ弾きやすい
悪い点
- 音の粒をそろえるのが大変
- 慣れるまで落としやすい
- 左手に力が要る
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強いストロークをする人なら厚みのあるピックの方がいいです。弦との相性もありますが(新品か古い弦かによっても変わってきます)、弦に当たる角が鋭角な分、高音が伸びます。
右手、左手ともに力が要りますが、ギターの音が前に出ていい感じです。あと単音弾き(ギターソロを弾く)をする際に他の弦に触れる事が少ないので、演奏しやすい(間違いにくい)というメリットもあります。
割れにくいので一枚でかなり持ちます。懐にもやさしいピック。 |
ティアドロップ ベリーヘビー |
特徴 |
コメント |
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良い点
悪い点
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ヘビータイプよりもっと固いピック。曲げてみても全然しなりません。厚みも結構あります。
このピックはヘビーよりもパンチのある音になります。というかこういうピックは音というよりは弦に当たるフィーリングで選ぶピックでしょう。あるいは減りにくさを狙ってとか。丈夫だからベースに使うといいかもしれません。
ピックが全くしならないので、よく落とします。使いこなしには慣れが必要です。 |
ティアドロップ
牛骨製
(ベリーヘビー) |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 他のピックと違った個性的な音が出る
- 甲高い音が出る
- 音が大きくなる
悪い点
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ピックの使いこなしという意味で上のベリーヘビーと同じ感じ。しなるとか曲がるとかは皆無です。固さはさらにこっちの方が上で、石みたいなピック。
音の方もすごく響いて、ジャリーン!というかキョリーンというか金属っぽい音。新品の弦に使うと音が響きすぎるし、弦の当たりも強いのでストロークでは使いにくいです。死んでる弦のストロークか、フラットピッキングのアルペジオで他と違った音を出したい人に。
エフェクターを使ってるのかというくらい音が変わります。目立ちたがりの人にもいいかもしれません。これはこれで面白いでしょう。 |
ティアドロップ エボニー製(ベリーヘビー) |
特徴 |
コメント |
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良い点
- 牛骨と比べると音質はギター向き
- 甲高い音が出る
- 音が大きくなる
悪い点
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見てくれが悪いのは自作だからです。エボニーのブロックから削り出しました。
他のピックと比べて固いので、ジャリジャリと相当元気な音が出ます。牛骨と比べるとまだ一般的に使えそうな音です。ここ一番で目立ちたい時などに使うと効果的かも。フラットピッキングオンリーの曲ならいい感じで使えるでしょう。
欠点は滑りやすいので演奏中によく動いてしまう事。一応みぞは掘りましたけど、何かしらの工作の工夫が必要かもしれません。 |
サムピック ヘビー |
特徴 |
コメント |
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良い点
悪い点
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サムピックはアルペジオの時に低音弦を強調する時に使います。分数コードのベースランを際立たせたり、低音の存在感を出したい時に使ってください。
これ一応持ってるんですけど、正直僕はあまり使いません。使うのに慣れが必要ですし、音が前に出る分ヘタクソなのもバレます。いろんな意味で上級者向けのピックですね。 |
ウルテム製ピック
管理人のオススメ |
特徴 |
コメント |
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良い点
悪い所
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ウルテム製のピックは僕が一番音がいいと思っているピックです。人間の爪に一番近い素材らしく、持った時の指に吸い付くような感じがいいです。写真のものは表面がツルツルしていますが、ざらざらタイプもあります。僕はどちらかというとツルツルタイプが好きです。ツルツルの方が弦との当たりがスムーズで音もウルテムの特徴がよく出るし、持った時に滑りにくいです。
悪い所で「音が良すぎる」と書きましたが、確かに音がいいのでこれで練習してると他のピックを使った時に「あれっ?ギターの調子が悪い、、、」思ってしまいます。なのでこれが基準にならないように普段は使わないようにしています。
写真をクリックすると通販サイトに行けます。厚みは僕の好きな1.00mm。他にもいろいろ種類(形と厚さ)があるので好みで選んでください。 |
TORTEX製ピック
管理人のオススメ |
特徴 |
コメント |
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良い所
悪い所
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ジム・ダンロップ社のTORTEX(トーテックス)製のピックは減りにくいので有名です。強いストロークをする人におススメです。写真のものはトーテックスピックの中でもワイドタイプなので、アコギ弾き専用みたいなピックになっています。トライアングルのワイドさとティアドロップの先の尖った先端の両方を兼ね備えたピックです。
トーテックスはすごく耐久性がいいのですが、表面がざらざらしているのでちょっと滑りやすいです。でもそこは慣れだと思うし、僕個人の感想なので、他の人は気にならないかもしれません。僕もストロークは強く弾くタイプなのでトーテックスはありがたいのですが、これで表面ツルツルなら最高なのになーっていつも思います。写真をクリックすると通販サイトに行けます。 |
ここで紹介するピックはほんの一例です。他にも様々なピックがあり、それぞれに特徴があります。ピックは気軽に変えられて、演奏性や音質を簡単に変えることができるので、いろんなピックを試してみましょう。
ピックの特徴を踏まえた上で、演奏する曲によってピックを変えるというのも有効です。さらにピックによるタッチの違いを、自分の演奏スキル向上のために使い分けることも試してみましょう。それに関して詳しくはこちらのページをご覧ください。→ピックを持ち替えて練習してみよう