あの音はコワイです |
チューニングしているとたまに「ピキッ!」とイヤな音がなることがあります。これはナット(ヘッドのところにある、弦を支える白いパーツ)と弦がこすれることで鳴る音です。これを弦が切れる前兆だと勘違いしている人がいますが、そうではないので安心してください。 弦とナットはお互い違う素材ですから、大きな摩擦力が発生します。チューニングで弦を巻くと弦はナットの上をこするようにして移動しますが、摩擦が大きいためになかなか動かなくてじっとしている時があります(ペグを巻いてもチューニングが変わらない)。それがある程度進むと一気に弦が動きます。この時にピキッ!!と音がするのです。 弦とナットの間に鉛筆の炭を塗る、あるいはグリスを塗ることである程度は軽減されますが、それでも鳴る時は鳴ります。特に3弦でその現象が頻繁に起こるので、ちょっと乱暴にペグを巻いたり緩めたりしてある程度弦とナットのすべりをよくしてからチューニングするとうまくいくことが多いので試してみてください。 |
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